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[ 単行本 ]
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林住期
・五木 寛之
【幻冬舎】
発売日: 2007-02
参考価格: 1,470 円(税込み)
販売価格: 1,470 円(税込み)
中古価格: 1,000円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・五木 寛之
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カスタマー平均評価: 4
人生の収穫期 季刊誌のnowで好きになり、文芸春秋社の五木寛之の全集を読んでいたのが、40年近く前、ソフィアの秋、デラシネの旗、さらばモスクワ愚連隊、蒼ざめた馬を見よ、風に吹かれて、青春の門、艶歌、異国の街角にてなど、徹夜して読んだことが懐かしいです。その後、水中花、辺りから読まなくなり、最後は、1988年の雨の日には車をみがいて でした。そして略20年振りに、この本を読む機会がありました。彼曰く、読んだのではなく読まされたのですね。日刊ゲンダイ、週刊現代、オール読物からの初出なので、統一感に欠けた本になっているのは残念です。やはり、最終章の 韓国からインドへの長い旅 が五木氏らしく好きです。林住期の退屈を楽しむ勇気が涌いて来ました。五木氏ももう、75歳なんですね。一人の友と、一冊の本と、一つの思い出があれば、それでいい と文中にありました。そうかもしれないなあ?と感じました。 備えよ常に。 人生を100年と考え、その四分割をそれぞれ学生期、
家住期、林住期、遊行期として捕え、50?75歳に対応
する林住期に焦点を当て、林住期は再出発ではなく、
これまでの経験を土台にしたジャンプであるという
ような著者の人生観が紹介されています。
自分の両親を含め、確かに高度成長期をサラリーマン
として過ごし、特に趣味も持たず自分の人生を楽しむ
というような生き方をしてこなかった人にとっては、
退職してからの人生にエンジンがかかり難いのも
分る気がします。何かのきっかけで、大きく人生は
変わるかもしれません。しかし、少し長い時間軸で
自分の人生をどう生きるか、そのための準備を
どのように行っていくかが大切な気がします。
(林住期、遊行期を楽しむためにも、やはり今を
大切にすることや健康の大切さに気付かされる
ものですが。)
若い人にお勧めと言いたいところですが、
エッセイの寄せ集めになっており、何か物足り
なさを感じてしまいます。 人生の後半を、より豊かに生きるための提案の書 輝かしい人生の黄金期を、50歳からの25年間にもって行く。
「林住期」とは、その時期を指すらしい。そのためにも「身体語に耳を傾けて」…と、体の内部からの異常を知らせるメッセージに耳を傾けることを勧め、養生法として、呼吸法や腰痛を防ぐ腰・膝の使い方などに触れているのが面白い。
「一番重要なのは、人生の後半をオマケと考え、峠を越したり下り坂と考える思想を打ち破ること」(あとがきにかえて)とある。
本書は、人生の後半を、より豊かに生きるための提案の書である。
50歳まであと5年…、どうやって生きていこうかな、と迷いもある毎日。
この本を読んで、「俺はまだ、この本に書かれているようなことを考えるほど、老けてはいない」
「今から考えて、向き合い迎えたい50代」そのヒントに…と、この2つの間で揺れた本である。
静かに語られる滋味ある言葉 「林住期」とは、人生を四分して、それぞれの時期における生き方を示す古代
インドの思想の中で、「学生期」「家住期」と「遊行期」の間に当たる時期を
指すのだそうです。一般的な日本語で言えば、初老から老年に至る時期ですが、
「林住期」と呼ぶことで、あくせく働く時期を過ぎ、人と競うことをやめ、静
かに人生を楽しむ時期に入ったことを感じさせてくれるように思います。
「なによりも、五十歳からの二十五年間こそ人生のもっとも豊かな時期になり
うるという可能性を想像することである。実際に社会から身をひく六十歳を、
人生の『臨終期』のように考えることをやめよう。」
これが、『林住期』で提唱しようとしている思想をよく表していると思います。
中身の印象としては、考え抜いた結論を書いているというより、著者自身が書
きながら考えている、思索の過程を見せられているようにも感じました(特に
うつ病に関する考察はもう少し調べてからの方がよかったと思います)。この
本を人生の教科書と捉えるのではなく、時には五木氏に突っ込みを入れながら、
「林住期」の生き方を一緒に考えてみるというのがいいかも知れません。
穏やかでユーモラスな語り口、所々に挟まれる滋味ある言葉はさすがです。 問題提起の書 いつものキレがない。
どこに着地していいのか迷っているような印象を受ける。そもそもインド社会の四住期を現代の日本にあてはめるには無理があるような気がする。現代日本社会はインドのような濃厚な宗教社会ではないからである。それは現代日本社会のモデルとは成りえず、あくまでも一つのアンチテーゼとしての役割しか持ち得ないのではないか。そういう意味で本書は結論を説く本ではなく、問題提起の書として受け止めるべきであろう。
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[ 文庫 ]
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佐賀のがばいばあちゃん
・島田 洋七
【徳間書店】
発売日: 2004-01
参考価格: 540 円(税込み)
販売価格: 540 円(税込み)
中古価格: 198円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・島田 洋七
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カスタマー平均評価: 5
現代社会を考えさせられる一冊 著者は今の20代にはわからないだろう「B&B」の島田洋七さん。幼少期に親元を離れ(離され)佐賀のおばあちゃんのお家で育てられた時のことをつづった本。
考えられないような貧乏生活でありながら、とても楽しかった思い出。そして、洋七少年のとても素直な心に心を打たれた。
私の友人がアフリカをバイクで縦断したときに、何も物など持っていない現地の人達が大変幸せそうに生活していることを話してくれたが、それと同じで本当の豊かさはお金や物でなく心の持ちようであることなんだろうなぁ。
ただ、今の社会(資本主義経済)はそうあることを許されないように、そう、みんなでそのようにしてしまっているような気がする ばあちゃんはスピリチュアリズムを熟知していた☆ 涙あり笑いありの大変素晴らしい作品だと思います。ご飯が炊けたら1番にご先祖様にお供えしんしゃいと言うばあちゃんの一言今でこそ大変スピリチュアルな世界が流行っていますが、昔の人は目に見えないものを信じ信仰深かったら今の時代のような悲しい事件が昔は起きなかったんだろぉなと思います。今世の中のほとんどの方が精神的に病んでいる時代です。 だからこそオーラの泉のような一昔前では絶対に番組が成り立たなかったような番組が皆さんの魂を救っております。それだけ人類全体がスピリチュアルな事を受け入れる準備が整ったんだと思います。佐賀のがばいばあちゃんを読まれて感動された方には是非とも読んで頂きたい作品があります。タイトルはシルバーバーチの霊訓です。この本が今の暗闇の時代を光明の世界へと必ず導いてくれます。是非一度手にとって読まれて見て下さい。江原啓之さんがスピリチュアリズムを勉強されるにあたって読まれた本でもあります。 究極の経営指南書 評判は知っていたが、どうせ芸能人の書いた本と馬鹿にして今まで読んでいなかった。とある評論家が絶賛していたので「おやっ」と思って買ってみた。驚いた。1日で読破できるだけのページの中に、なんと多くの至言が金言が!! 生き馬の目を抜くような現代。足の引っ張り合いの末の栄光と挫折。出世競争に勝てば官軍の、消費者や環境を置き去りにした会社中心主義の横行。そしてそれに伴う不祥事の数々。今の世の中が、子供の時からこんな大人になるように教育されてきたことが原因だとすれば、それをがばいばあちゃんに一言のもとに切り刻んでもらいたい。もっともらしい顔をしてテレビで評論している人たちとは比べ物にならない奥深い言葉が出てくるのではないだろうか? 「寒い冬の日には夏に感謝。暑い夏の日には冬に感謝」「成績がオール1でも全部足せば5になる、人間は総合力」明るく貧乏を続けただけでなく、普段から何かあるとこのような言葉を俳句のように綴っていたらしい。ナポレオン・ヒル顔負けの積極思考である。デール・カーネギー本以来の何度も再読するに値する本です。続編もお勧めです。 プライスレス またもや体中の水分が大放出
荒削りで決してお世辞にも巧みとは言えない文章力に
これほどまでに引き込まれるのは何故か
愚直なまでにばあちゃんの言うことを受けとめる純粋さか
いいことなんて何もない
愚痴をこぼすことは難しくない
何故自分だけこのような目に遭うのだろう
悲観することは実に容易い
がばいばあちゃんの強さはどこから来るのだろう
泣きたい夜だってあっただろうに
賢さとは何か
一流大学の卒業証書か
大企業の社員章か
生き抜く知恵に勝る知識とは
学校が悪い 家庭が悪い 地域が悪い
ベクトルの方向が違うんじゃないか
子供たちのために何ができるか、だ
プライスレス
世の中にはお金で買えないものがいっぱいある
それに気付く人生でありたい
一度しかないから、ね
ばあちゃん 昭和の原風景の中、悪ガキの洋七少年とともに 日本人がみんな、まだまだ貧しかった時代、
物質的には恵まれていなくても人の心は豊かだった。
今は物質的には恵まれている反面、人の心はとても空虚だと感じる。
作品の中の洋七さんのおばあちゃんはとても豪快でがばい。
そして昭和の時代をとても力強く生きておられた。
そのがばい生き方は元気のない平成の人々への何よりの励ましではないか。
佐賀のがばいばあちゃんは昭和の原風景の中、悪ガキの洋七少年とともに生き続けている。
元気を本当にありがとう!
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[ コミック ]
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スキップ・ビート! 16 (16)
・仲村 佳樹
【白泉社】
発売日: 2007-06-19
参考価格: 410 円(税込み)
販売価格: 410 円(税込み)
中古価格: 200円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・仲村 佳樹
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カスタマー平均評価: 4.5
火花のススメ★ "ビーグル"(笑)も黙り一件落着の第16巻
ほとんど敦賀さん&尚が主役といって良いかんじでした
キョーコを挟んで火花を散らすやりとりが見所ですかね?面白くなってきましたよ!!
でもキョーコの中で尚の存在はやっぱり大きくて・・・
今後の展開が益々気になることになりそうです(汗)
自分としては一生懸命紳士でがんばる敦賀さんを応援していきたいですね!
第91?96話まで収録されています
敦賀さん目線のためか多くなってきた百面相が大好き♪いちいちツボです(笑) 少女マンガみたい 蓮も、尚も、すごくストレートに気持ちをぶつけてて、
今回の彼らは、すごく自分に素直です。
一人の女の子を巡って…なんて、まるで少女マンガの王道ですけど、
全然ありきたりな感じじゃなくて、とても面白いです。
次は、どんな展開になるのか、楽しみです。 この巻蓮vs尚onlyですね・・・。 だいたい半年に一度のペースなので、やっと出たって感じです。
でも、この巻完全に蓮vs尚ネタonlyですね。
DARK MOONのお話的には全然進んでなく・・・。
15巻では、蓮の登場が少なかったので、今回は多かったですね。
その分、レイノが登場少なかったですが・・・(という事で、15,16巻共、尚の出番多くて勝ち?)
あと、少し期待した、蓮とレイノの接触なかったですね。この先あるのかな?雑誌みてないのでわからないです。ただレイノの名前の由来に笑いました。
仲村さん手書きの柱を読んだりするの個人的に好きです。
この調子だと完全にクレパラの巻数抜きますよね・・・。あまり長すぎるのも…。
別の方の作品のBASARA(小学館)並に焦らされてます・・・(苦笑)
いつコーン=蓮の場面が見れるのかなー。
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[ 新書 ]
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「世界征服」は可能か?
・岡田 斗司夫
【筑摩書房】
発売日: 2007-06
参考価格: 798 円(税込み)
販売価格: 798 円(税込み)
中古価格: 690円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・岡田 斗司夫
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カスタマー平均評価: 4
同じことの「繰り返し」こそ、子どもにとっては安心できる面白さ、なんじゃ? 昔よくあった子ども向けドラマといえば、「世界征服」をもくろむ「悪の組織」が必ず登場した。
‥というところから、悪とは何か、世界征服とは何を意味するのか、を明快に分析した一冊。
昔なつかしTVドラマやアニメなどに登場する「悪の組織」を世界征服の目的、性格別に分類し、
現代における「悪」とは何か、そして現代でも「世界征服」は可能なのかを考察する。
子どもの頃を思い出しながら、楽しく読める本ではあるが、あまり明快に語られると、ちょっと
白ける感じもあるかなぁ‥。
「世界征服」して、何するの?と聞かれてもなぁ。
その過程が楽しい!っていう答だって、あってもいいんじゃない?とも思うわたしです。 ありそうでなかった本 「私の名はゴア。地球の征服者だ」という番組冒頭の決まり文句が印象的だった『マグマ大使』。40年前にはドキドキしながら聴いていたものだが、近頃は特撮ヒーロー物やアニメの世界でも「世界征服」なんて言葉はさっぱり使われなくなった。つまり、リアリティーがないってことだね。
今時「世界征服」なんて言ってもギャグにしか聞こえないもんな。
本書は「世界征服」という概念が何故リアルでなくなったのか、論理的かつユーモラスに弁じたてた誠に見事な作品だ。ありそうでなかった視点だよなあ。新書なので、数時間くらいで一気に読めるし、結構楽しめてタメにもなる良書。 劇的に面白い本:最終章を除く 実に面白く、読みやすい本である。アニメや特撮に出てくる「悪の組織」とその「世界征服」を比較考察して分類、いったい世界征服とは何を意味するのか、悪は何を以て悪なのか、というところまで持っていく。実例も豊富で適切、実際のTVのスチールやマンガそのものも挿入されており、文章も軽いが読みやすい。しかし、だからこそ最終章が頂けない。そこまでの緻密な分かりやすい分析はどこへやら、いきなり現代世界の成立因子を「自由経済」と「情報」だけに簡略化し、そしてそれぞれに対するYesかNoの二極選択のみを呈示して「悪」の現代における成立要素と断じてしまう。それもほとんど「いきなり結論」でほぼ潜在的には強弁に近い。それまでが非常に頭に入ってきやすいだけに、若い読者がこの現代社会論を鵜呑みにしてしまうのが怖い。もちろん、著者はこの単純化を人を騙そうとしてやっているわけではなかろうが、ひとつの試論であるということを念押ししてほしかった。悩んだ末星三つ。 ヨミ様が不憫でならない(笑) 世界征服を目指す悪の組織の分類から始まって、世界征服を目指すにはどうしなければならないかを分析・検討する。前半はかなり笑える展開だが、現実世界の分析に入るとどんどん引き込まれていく。最終章で「そうくるか!」と膝を打つか「んなわきゃねえだろ」となるかはあなた次第。語り口がうまいのであっという間に読めますが、切り口は鋭い。読んで損はしません。
前半では色々な作品の悪の組織・首領の活躍ぶり?というか間抜けさ加減が引用されていて楽しいが、とくにバビル2世の「ヨミ様すごろく」は秀逸。 世界征服から「社会」や「悪」について考える マンガ、アニメ、特撮の悪の組織の「世界征服」に関するおそらく世界初の考察。ヤマト、ガンダム、仮面ライダーなどの悪役の世界征服のあり方について類型化し、具体的に世界征服の手順について見ていく。わりと誠実かつ緻密に書かれている。
そして最後には社会というものを成立せしめているルールや倫理基準、モラルについての考察に至る。現代資本主義社会の持つ矛盾や我々の生き方にもついても考えさせられる。
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[ 単行本 ]
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鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール
・野口 嘉則
【総合法令出版】
発売日: 2006-05-10
参考価格: 1,000 円(税込み)
販売価格: 1,000 円(税込み)
中古価格: 70円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・野口 嘉則
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カスタマー平均評価: 4
自分と向き合う必要性を説いている まさに、「鏡の法則」。
現実に起こっていることの意味を考えようとすることで、人生がより深いものになっていくことを述べた本。
簡潔明快なストーリー仕立てで、読者の年代、立場を問わない、読みやすい本である。 ルールに当てはまる人もいるでしょう 直ぐに読める本です。
ニセ科学のレクチャーを聞いた後に読んだからかもしれませんが。。。
こんなに簡単に心を昇華か出来るのだろうかと。。。
確かに目頭が熱くはなる場面があります。
きっと本質的に心優しき方にはインパクトがあるのでしょう。
そして、この方法で人生が輝くのであればそれは素晴らしい事であります。 正直… 正直泣けませんでした。過去に転校生だからという理由だけでいじめにあいました。許そう、と書いてあり、試みましたがどうしても許せません。自分には非がないはずなのに許そうとするほうが辛くなります。 推薦入試の面接試験で 今年受験生の次男のために買ってきた本です。
次男の通っている高校で、面接の時「最近読んだ本はなんですか?」と聞かれたときの場合に、すぐに答えられるように先生が選んでくれた本が、この『鏡の法則』。
普段、たくさん本を読んでいる子なら、こんなことまで心配してもらわなくてもいいのでしょうけれど、本を読む習慣の出来ていない次男は「最近読んだ本」と言われても、それに該当するものがない。
とても薄っぺらい本で、次男でも1時間もあればあっという間に読んでしまう。
それでいてベストセラー。
内容は、考え方や気持ちを少し変える事で、今までとは違った風に物事を考えられるようになっていく。
自分を変えていく。
自分が変われば、周りも変わる?
そうして自分に起きた問題を解決していく思考が得られる、と言うような考え方を変えるための方法?のようなことが実話をからめて書いてあります。
ページ数や内容にも無理がなくて、さすが国語の先生はちょうどいいものを選びますね。
大切なことが書いてありますが・・・ 読んで泣けました。
大切なことが書いてあります。
薄く読みやすいので一読の価値があります。
しかし肝心の「なぜ?」には答えていません。
理論的に原因と結果の関係が解明されていません。
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[ 文庫 ]
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憑神
・浅田 次郎
【新潮社】
発売日: 2007-04
参考価格: 540 円(税込み)
販売価格: 540 円(税込み)
中古価格: 310円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・浅田 次郎
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カスタマー平均評価: 4.5
八重殿の気持ち 彦様、あなた様という人は、真っ正直というか、大ばかというか、全く何てお人でしょう。
でも、八重はあなた様を永久の夫と思い永遠にお慕い申しておりまする。
日頃はあなた様につらく当たっておりました市太郎とて、あなた様のあっぱれな神々しいお姿に感動しておりました。
あなた様にとり憑いた貧乏神、疫病神、死神もあなた様のご決断に言葉も出ず、ただただ涙するばかり。神にも負けない人間の心がこの世にはあることを知り申しました。
限りある命だからこそ輝きがある、そんなことを皆様に知らしめてくださいました。
彦様、口惜しいのは、あなた様の妻として、最後のお別れが出来なったことでございます。
私は誰が何と言おうと、あなた様の永遠の妻でございまする。
再びこの世に生まれ出ずることがあったとしても、又必ずやあなた様の妻として添い遂げたいと存じます。再びお目にかかれる日を楽しみに、残りの人生を市太郎とともに生きて参ります。彦様、どうぞ御見守り下さいませ。 格好良いぞ、彦四郎 会話が江戸落語のような趣で、テンポ良く読めてしまいます。
最初の方では、彦四郎という人は無能を絵に描いたような人という印象で、「なっさけないやっちゃなあ」でした。
しかし「人間が全能の神に勝ることがあるとすれば、それは命に限りがある、という点においてである」という境涯は、
これはもう素晴らしい悟りの境地であり、迷惑この上ない憑神との、抜き差しならぬ打々発止を通してそこに到達した
彦四郎は、時の将軍様よりよっぽど将軍様っぽくて格好良い!
死神に「どこへも行くな」なんて、私にはとても言えるものではありません。 全うすべき己の人生とは何か? 「限りある命を惜しむのではなく、限りある命だからこそ輝かすことができる』
己の貧乏さや 身の不遇さばかりを嘆いていた主人公 彦四郎が 貧乏神 疫病神 死神と対峙しなければいけないハメになる。
己の死を受け入れる覚悟をし、別所家260年の有り様、自分の生き方を決め その人生を輝くものと決める。
決断する時に、神をも凌ぐ輝きをはなつ。人間の決断が生む可能性、創造力が神をも勝るとはすばらしい。
その背景を 幕末の武士道がこわれて 未知なる新しい時代の始まる明治の夜明けとともに描かれている。
混沌とした時代だからこそ、生き方がよく現れるのだろう。
時代がどうであっても、どうなっていっても 問われているのは、自分の生き方、在り方ということだと思う。
浅田次郎さんの本はプリズンホテル以来で、プリズンホテルでは人間 欠点も含めて皆愛すべき人達、存在価値のない人間などいない、というのを教えてもらった。
今回 貧乏神 疫病神 死神まで愛しく描いてしまう浅田さんの人間性に改めて尊敬します。ほんとに人が好きな人なんでしょうね。 激しく同意 カスタマーレビューを書かれている皆様のご意見にいちいちうなずくものがあります。
面白かったですねー。この作品。最初の10頁ぐらい読んだところで「これは面白い予感!」と思いましたが、その予感は当たりました。
なんでしょうね。浅田さんの人間を視る眼差しが切なくてあたたかいんでしょうね。
人の世の理不尽さや困難さに深い共感と哀しみを湛えた物語です。
でも、それに呑まれない生き方もあるっていう。
そういう意味で、人間の魂の尊厳を描いた作品だし、人間の弱さと強さを共に描いた、人間愛に満ちる作品でした。いい小説です。
自信持っておススメです。 爽快感まるかじり! 浅田次郎の作品を読んだのは初めてだったが、迷わず主人公に惚れこむことができた。
時は幕末。才能に恵まれながら、運には見放され続ける御徒士・別所彦四郎。
時流にのって次々に官軍へと寝返っていく幕臣たち。
損得勘定ばかりの時代、愚直にも代々の忠義に殉ずることを選ぶ彦四郎。
ラストシーンでは、雨にけむる空が描かれているにもかかわらず、抜けるような青空が眼に浮かぶ。
主人公の身の上には不幸しか降りかからないのに、こんなに爽快な物語になるなんて不思議!
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[ ムック ]
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てんきち母ちゃんちの毎日ごはん
・井上 かなえ
【宝島社】
発売日: 2007-04-10
参考価格: 980 円(税込み)
販売価格: 980 円(税込み)
中古価格: 955円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・井上 かなえ
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カスタマー平均評価: 4.5
ファンです! ブログをずっと見ていましたが、本も手元に置いておきたくて、購入しました。
普段あまりたくさんは食べられないパセリなんかも「え?こんなに?」という量、
しかも美味しく食べられるレシピもあります。特別な材料を使わないし、素材の
組み合わせも好きなので、★5つで(^o^) 簡単!だけど… 私は主婦ではなく一人暮らしですが、
どのレシピも高価な食材を買う必要も無く、とても簡単に作れるので、
帰りが遅くなって手早く作りたい、だけど美味しいものが食べたい時にはもってこいでした。
ですが、同じような食材を使った似たような料理が多々あるのと、
お味噌汁やスープ等の汁物系が載っていたらなーと思うので、3点にしました! 何かと楽しいレシピ本 簡単な材料で作れそうなのと、いろんな人の食後のコメントに惹かれて購入。また、子供たちの、面白かわいい読み物も楽しいです。思春期で、素直に誉めない息子が、一口食べたとたん、「んまっ!」と思わずもらしてました。まだ、2点しか作ってないので、今は星四つ。明日も参考にしまーす。 料理好きの方でも、調理の時間をあまり取れない方でも、どちらでも楽しめる本です! 私は料理が好きで、欲しいレシピ本を全部買ってるとキリがないので、
購入前に立ち読みをして、作りたいレシピが3つくらいしかないものは買わない
ようにしているのですが、この本はなんと、立ち読み時点で作りたいレシピが
29コもありました!(内訳は、料理が25コ、お菓子が4つ)
特に、購入のキメ手となったのが、
クッキングシートでチンして作れる塩焼きそば
鮭とサトイモの落とし焼き
なすと豚バラのガーリック炒め
えびまめもち
ラム酒香るフルーツチーズスフレ
の5品です。
3人のお子さまの、楽しいエピソードもところどころに載っていて、
購入した日に電車の中で読んでいて、ニヤニヤしてしまって
困りました。
3人の子供のお母さんというだけでかなりたいへんなはずなのに、
毎日のお料理作りをがんばっていて、かつ気取らない語り口に
好感が持てます。
本を購入してからブログを見に行くようになりましたが、
ブログのお料理もおいしかったです♪ おいしかったです 本が届いたので、三時のおやつに大学ポテト作ってみました。とてもおいしかったですよ?!どれも簡単に出来て美味しそうなレシピばかりです。これからは、こうちゃんレシピと合わせてこちらのレシピにもお世話になると思います(*^_^*)
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ファイナルファンタジータクティクス獅子戦争公式コンプリートガイド
【スクウェア・エニックス】
発売日: 2007-06-07
参考価格: 1,300 円(税込み)
販売価格: 1,300 円(税込み)
中古価格: 1,200円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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カスタマー平均評価: 4
ヤリコミ支援 コンプリートの名に相応しい内容です。シナリオ攻略からアイテム、ジョブの解説
PSP版で新規追加の通信バトルに関しても事細かに記載してあります。
情報量が多いのにマップ画像や文章も見やすく、参照ページ案内等もあるので
プレイしながらでも快適に読めますね。例の『黒本』では隠されていた
ディープダンジョンの詳細やラストバトルの部分もバッチリ載っています。
初心者は勿論、アイテム完全制覇やユニット極限強化を狙うマスターの方々にも
必要な一冊となるのではないでしょうか?ネット情報だけでは不安でしょうし。
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[ 新書 ]
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2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?
・西村 博之
【扶桑社】
発売日: 2007-06-29
参考価格: 777 円(税込み)
販売価格: 777 円(税込み)
中古価格: 円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・西村 博之
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カスタマー平均評価: 0
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[ 雑誌 ]
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dengeki HIME (デンゲキヒメ) 2007年 08月号 [雑誌]
【角川 (メディアワークス)】
発売日: 2007-06-30
参考価格: 880 円(税込み)
販売価格: 880 円(税込み)
中古価格: 円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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カスタマー平均評価: 0
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