|
[ 単行本 ]
|
チルドレン
・伊坂 幸太郎
【講談社】
発売日: 2007-05-15
参考価格: 620 円(税込み)
販売価格: 620 円(税込み)
中古価格: 419円〜
( 通常24時間以内に発送 )
|
・伊坂 幸太郎
|
カスタマー平均評価: 4.5
通勤電車のおともに どうぞ。「活字離れにすすめる一冊」とオビにうたっているだけ
あって、文字も大きく、1編の長さがちょうどよくて、スラスラ
読めます。伊坂幸太郎さんというのは、本当に手練ですね。
主人公の陣内、憎めないいいヤツ。
こんな人、実際にいたらなあ、と思いつつ、満員電車の車内を
見渡してしまうのでした。 子供の世界は、、、 日々成長がある、そんな生活はみな違っていて
同類的友達とがひきあいながら進んでゆく。
ちょっとしたきっかけが、ちいさな謎をつくり
またちょっとしたことが物語をおおきくしてゆくきひきつけられる。
大人が読むとなーんだのようだが、少年の心の動き
周りの状況がつぎの短編へとみちびく。
たいへんにシンプルであり読みやすいが、なかに
ある主のジグソーパズルのようでもあり
読後はさわやかだ。 一読推薦します。 短編集。しかし、世界は同一。 同じ世界の短編集
伊坂幸太郎の場合、小説を越えて同じ世界観なのだけれど。
面白い。
この著者の描く変人はいつも魅力的。
武藤さんの裏拳はツボだった。
頭の中で、スローで綺麗に再生された(笑) 伊坂流日常の謎 『日常の謎』的な作品5本が収められた連作短編集です.
中心となる人物の言動や性格,やや気取った雰囲気など,
登場人物や世界観がほかのそれらより丁寧に描かれていて,
ただの『日常の謎』でおわっていないのが楽しいところです.
また,連作なのですが順に繋がっているのではなく,
それぞれの作品の時間が前後しているのが特徴的です.
とはいうものの,繋がりをややこしく感じることはなく,
読んでいるうちに自然と気づき「ニヤリ」とさせられます.
ほかにも,全編をとおして絡んでくる父と子の関係や,
盲目の成年をめぐる少しチクリとさせられるやり取りと,
楽しいだけではない物語としての読みごたえもじゅうぶん.
短編ということもあって読みやすく,おすすめの1冊です.
|
|
[ 単行本 ]
|
超地域密着マーケティングのススメ―小さな会社は当然。大きな会社もおさえておきたい、エリアNo.1に向けた戦略と戦術
・平岡 智秀
【クロスメディア・パブリッシング】
発売日: 2007-03
参考価格: 1,523 円(税込み)
販売価格: 1,523 円(税込み)
中古価格: 1,500円〜
( 通常24時間以内に発送 )
|
・平岡 智秀
|
カスタマー平均評価: 4.5
今こそ考えなければいけないマーケティング手法! 最近のマーケティング本はテクニックだけのものが多いですが、
地域によってそれぞれのマーケティングを考える必要があると
真剣に考えさせられます。
私の職業も地域性が重要な仕事ですが、著者のように、真剣に
地域性といった部分を考えていませんでした。
メールマーケティングやクーポンなどのテクニックも、場所や
やり方によっては逆効果になる事を本書で教わりました。
著者がマーケティングの本を多数読みあさったて実行した結果
がこの本なのだと、納得の一冊です。
これからの起業する人も今、会社の業績に悩んでいる社長も、
この一冊で、ヒントがみつかると思いますよ^^ 「やられた!」古くて新しいマーケティングの視点!! この本を読んでの感想は「そうだったのか!!」と再認識させられるものばかり!
著者の実体験が生生しく綴られて、とても感動しました。
マーケティングの視点として、古くなくとても新鮮に感じたのは私だけでしょうか?
地域密着という言葉ですが、地域密着でなくても使える方法が満載でした。
うーーん!素直に感動しました! 地域密着の真髄が込められています! よくある地域密着に関する本とは全く違うことに驚きました。
随所に有名な戦略論や社会心理学が散りばめられ、それを著者自身が
試行錯誤の末に実を結んだ実体験が書かれています。
机上の空論ではなく、現場におけるリアルな体験が述べられているので
参考にならないはずがありません。
さらなる成長を目指す中小・零細企業の経営者やお勤めの方は
読んで損はない本です。
逆に、この本から学ぶことがなければ、よっぽど成功されているか、
これから淘汰されていくかのどちらかでしょう…
まだ20代という著者の平岡さんが、地域密着、地域活性のために
ご活躍される姿がひしひしと伝わり、とてもいい刺激をいただくことができました。
このような方が日本からたくさん輩出されることを願いつつ、
私自身もそのような人間を目指そうと誓った一冊でした。
文句なしの満★です! 心が暖かくなるビジネス書 自分が何故、今の仕事をしているのか?を考えさせられる一冊。
「超地域密着」というタイトルは「いま目の前の人を大事にする」
という精神に基づいてつけられたんだなあと実感させられました。
常にお客様目線でいようとする心構えに日々、
現場でひたすらに働く作者の人間味が窺えます。 都会でも通用します 大企業でも、都会でも営業マンは個人の能力が高いことが必要。個人の営業ノウハウの実践的な知識が満載の一冊。個々までベタなテクニック満載の本はなかったのではないでしょうか。
|
|
[ 大型本 ]
|
TVアニメ Kanon Visual memories
【一迅社】
発売日: 2007-06-24
参考価格: 2,800 円(税込み)
販売価格: 2,800 円(税込み)
中古価格: 円〜
( 通常24時間以内に発送 )
|
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
ペルソナ3フェス公式パーフェクトガイド
【アトラス】
発売日: 2007-05
参考価格: 1,680 円(税込み)
販売価格: 1,680 円(税込み)
中古価格: 2,646円〜
( 通常3〜5週間以内に発送 )
|
|
カスタマー平均評価: 4
新規の方とでは意見が違うかも 自分としては買っても正解だったと思う。
確かに前作の攻略本と内容が被っており、多少見やすいように改善されていたり間違いが修正されているだけとはいえ、攻略情報の追加は純粋にありがたい。
値段が不満なら前作の攻略本を、極端な話売ってしまえばいい訳だから、あまり文句は言わない。
が、面白いネタが少ないのは確か。
ぶっちゃけるとファンブックの方が笑えるネタが多いし、どうせなら詳細なキャラプロフィールぐらいは欲しかった。
これでまたフェスの設定資料集なんかが出たらキレるかも知れない。
至極勝手とは言え、上記のことを含め星一つ減点。
前作を持ってる方は買っても買わなくてもだが、新規の方は是非買うことをオススメする。 便利ですが 宝箱やモンスターデータなど、基本的なところは載っているので役には立ちます。
ただ、大幅に前作の攻略本とかぶっているので、この値段に見合うかどうかは微妙です。
面白ネタのようなものも一切載っていませんし、何より、全コミュ制覇のチャートも載っていないです。(コミュ攻略のコツみたいなのは載っています)
その為、星一つ減らしています。
フェスの攻略本を買う人の中には、これが欲しい人が多いと思うのですが。
一々攻略サイトを見るのが面倒だ、という人には必須だとおもいますが、そうでない人は少し中身を見て決めた方が良いと思います。
|
|
[ コミック ]
|
ハヤテのごとく! (5)
・畑 健二郎
【小学館】
発売日: 2006-01-14
参考価格: 410 円(税込み)
販売価格: 410 円(税込み)
中古価格: 228円〜
( 通常24時間以内に発送 )
|
・畑 健二郎
|
カスタマー平均評価: 4.5
ハムスターもいい ヒナギクと夜の学校であったり、タイタニックだったり忙しい巻です。
必殺技の話はお勧めです。
なんだかんだでやっぱりナギはカワイイですなあ 波に乗ってきた ヒナギクや西沢といった、ナギ以外の女性が目立つ巻です。ストーリーもパロディも波に乗ってきたという感じがして面白かったです。ここでは彼女たちの人となりが掘り下げられる一方で、ナギはとにかく独占欲が強いことが強調されています。しかし彼女たちが入り乱れて対立する展開はありません。今後はそこが描かれるかどうかがキーになってきますね。そうやって各キャラが絡み合ってくればもっと勢いのある作品になるはずです(単なるパロディマンガになるなら話は別ですが)。
また執事とSPの違いや、執事と主との関係について触れるくだりがありましたが、それらの設定がきちんと貫かれるかもポイントになります。借金の話は別に放置されても構いませんが、ここを無視すると執事マンガという看板も危うくなるからです。まあそこまで重い設定ではないですし、あくまでラブコメ中心の作品であることは分かっています。ただ比較的ストーリー形式で進んでいるので、それを崩さないほうがいいです。あとせっかく特徴的な男性キャラも出てきたので、彼らをもう少し活躍させるべきでしょう。そうでないと、「男:女=1:無限大」のありふれたハーレム作品になる危険性があります。
それとマリアは老け顔や世間知らずなところでネタにされることが多く、笑いを誘います。冷静なツッコミ役だけでなくこういう役回りも合っています。徐々に他のキャラと絡まってきている感じがしますが、そうして彼女が話の展開に大きく関わるようになったとき、何か一波乱ありそうな予感がします。
必殺技の第5巻 この巻は、タイタニックだったり、必殺技だったり忙しい(?)巻です。パロディも、パワーアップ!一応ラブコメなので、ハヤテとヒナさん、二人だけの(?)旧校舎幽霊体験等、色々あります。オススメです。 一流の執事には必殺技が必要とは知らなかった(笑) 学園編に突入したと思ったら、それこそハヤテのごとく、必殺技修行編に突入。
「一流の執事ともなれば、超必殺技の一つや二つ……持っていて当然。
いや、持ってなくてどうしますか」
この台詞が、如何にも「ハヤテのごとく!」らしいというか何というか。
5巻目なので、サブキャラ達の勝手に動き出すようになり、脇道に逸れても十分面白くなってますね。
もちろん、ネットやマニアックなネタはいつもの通り満載で、その点でも楽しませてくれます。元ネタ探しとかな!(笑)
どーでもいいけど、クラウスフラグが立ったような気が。。。 勘違いドタバタ執事コメディ(笑) 主人公ハヤテが借金を返すため
ご主人様ナギに執事として雇われて・・・。
の第5巻。
ハヤテが学校に行くことになってから
学園ラブコメの様相を呈するように
なってきました。
ギャグの幅が広く深くなってきて
たのしい。
カバーの4コマ(表・裏)やカバーとった
裏絵も好きだし、横のタイトルのワタル君
の一言も笑える。笑いを追求してますね・・・。
|
|
[ コミック ]
|
我が肉に群れ集い、喰らえ。
・水無月 十三
【茜新社】
発売日: 2007-03-24
参考価格: 940 円(税込み)
販売価格: 940 円(税込み)
中古価格: 690円〜
( 通常24時間以内に発送 )
|
・水無月 十三
|
カスタマー平均評価: 4
こ れ は す ご い ページ数で不満を多く耳にするが、寡作な著者であるし、ありったけの原稿をこうして単行本でまとめてくれたのは英断だ、とあえて言いたい。
絵の上手さ、緻密さ、丁寧さはもとより、絡み一つ、ポーズ一つ、表情一つを徹底的に吟味しているのがよく分かる。だから、ノーマルなセックスでもこれだけエロくなる。完成度はその辺のエロ漫画と比べ物にならない。時間かかるのはしょうがない。
後年に残る作品というのは、こういうもののことを言うのだろう。末長く使える(笑)ものを生み出してくれた著者に、心より感謝。 ファン向け 残念ながら冊誌としては非常に薄く、その為、割高で高額な商品である。
水無月氏の画は身体が三次元的でありながら、顔の造形がのっぺりしている為
キャラクターがとてもアンバランスに見える。
身体も骨格を表現しようとするあまり骨ばって見えて、女の子の
柔らかさが表現できていなく、ゴツイ印象を与えてしまう。
画力的には、人体写真のトレースのような体躯の為、デッサンの整った
絵に見えるのが救い。
ストーリー的には特筆するべきものは、残念ながら1作も無く、
「イキナリやるだけ」のものばかりとなっているので、
展開やストーリーを重視する方は、注意が必要。
氏が単行本を出す際に、手直しが行われたようだが、
それらは作者の自己満足的な部分でしか無く、
読者の事を考えれば、描き下ろしの1本も入れるべきだったであろう。
熱心なファン向けの1冊で、おためし買いはお勧め出来ない。 エロマンガとしては最高レベルの出来 私は第二版で入手したのですが、初版があっという間に売り切れたのも納得のいく出来です。
<br />エロのシチュや作画等が非常に高いレベルで安定しており、消しも小さな薄トーン消しで
<br />見たい部分がバッチリなのでエロマンガとしての実用度は文句のつけようが無い。
<br />ただ、それ以外の部分でページ数についてはちょっと・・・。
<br />他にも指摘されている方がいますが、やっぱり薄いですね。
<br />値段をもう少し安くするか、収録話をもう3?4話増やすとかすれば印象も
<br />違ったのですが。星一個分はそのページ数に対する不満です。
<br />純粋にエロマンガ部分に関してだけ言えば星十個あげちゃいます。 緻密に計算された画力、演出、擬音、そしてエロ! 水無月氏の画力は二次元でありながら、三次元のようにキャラクターが
描かれている、女性の肉体の表現は筋肉や骨格、足の指先に至るまで、
丁寧かつ繊細に描かれている、液体の表現も質感が絶妙であります、
演出は大胆かつ躍動感があり漫画でありながら動画のように流れがある、
氏の漫画の特徴的な擬音がまたさらに状況をもりあげる(アメコミの擬音のように)
ストーリーはありえないことをサラリと裏表を上手く描きつつ独特の
エロの世界に展開しつつタダのエロで終らず、ちゃんとオチをつけてある、
さらっと読んでもじっくり読んでもエロを堪能できる作品集であります、
消費期限はありませんが、なるべく早くお召し上がり下さい。 待ちに待った待望の一冊 エロいです! どエロ!
デッサンのとれた絵と緻密で丁寧な画面造り、女の子達の恍惚とした表情に
欲情しない男はいないと断言出来ます。特に女の子達の身体の描写と激しい
動きの描写は必見です。
フルカラーのロリ作品1本を除いて、あとは近親相姦と多人数プレイの作品
なので、そういうのがダメな人以外は買って間違いはないでしょう。
近親相姦と多人数とはいっても、陰惨で無理矢理な陵辱要素は全く無くて
和姦オンリーです。文句なしの星5個です!
ただひとつ、惜しいのはページが140ページしかないことですね。
薄いので片手で保持しやすいですけど(笑
|
|
[ コミック ]
|
ハヤテのごとく! (6)
・畑 健二郎
【小学館】
発売日: 2006-03-17
参考価格: 410 円(税込み)
販売価格: 410 円(税込み)
中古価格: 229円〜
( 通常24時間以内に発送 )
|
・畑 健二郎
|
カスタマー平均評価: 4
面白いけど… 今回も絶好調のハヤテのごとくですが何でもありかんが強くなってきてるような…って感じです。それでも面白いです。西沢さん家執事の話をもっと膨らませればなお良かったです! イマイチやね… 珍しく続きモノのストーリー形式で構成されています。ところどころに散りばめられたパロディには笑いましたが、全体評価としてはそれほど高くありません。マラソン大会もダンジョン探検もそうですが、事前の説明では大きく見せておいて実際は大したことなかったからです。まあ作品の性質上、大掛かりなアクションや展開は望むべくもないのですが。それでもラブコメの要素が弱いです。ナギ、ヒナギク、西沢、そろそろ個性も見えてきたというのに、いまいち絡み合いが少ないです(昼ドラを期待しているわけではない)。
キャラクターに関しては伊澄の性格が少し変わったような気がします。今までの言動はつくっていたのかと思いたくなるような変化でした。新キャラのシスターもいまいちキャラが掴みにくい人物です。ハヤテの印象も周りのキャラと比べると薄らいできた感じがします。単行本一巻のような激しさはまだ残っているみたいなので、それをもっと前面に出してもいいんじゃないかと思います。
残念なことにマリアさんがほとんど登場しません(メインヒロインなのですが)。と思ったら最後のおまけページで粋な計らいが…。パロディを使うには目の肥えた人たちを意識する必要がありますが、やはり作者はそれが得意のようで、ここでもそういう読者の反応を先読みしています。
1位の人が優勝すると思います この巻は評判悪いみたいですねぇ。たしかに6巻の後半で面白かったのはヒナギクさんの
高感度=シャドウくらいでしたから。
でもマラソン大会は面白いですよ? マラソン大会 この巻は、マラソン大会と、執事のとらあなだけです。ハヤテのごとくはじまって以来の長編です。そしてハヤテのごとくはじまって以来の怒轟なまでのマニアすぎるパロディなど、もう盛りだくさんです。パロの元ネタが、知りたい人は、ネットで調べるといいですよ。巻末の司会は、再びマリアさん、プロフィールは、生徒会三人娘(花菱美希、瀬川泉、朝風理沙)です。比較的他の巻に比べ評価は、悪いようですが、まだまだ楽しめますよ。 あざとい はじめのうちは師匠節がでてていい感じだったのですか
今はただあざとい萌え意識漫画です
このような漫画なら他誌にも沢山あります
|
|
[ 文庫 ]
|
幻夜
・東野 圭吾
【集英社】
発売日: 2007-03
参考価格: 1,000 円(税込み)
販売価格: 1,000 円(税込み)
中古価格: 660円〜
( 通常24時間以内に発送 )
|
・東野 圭吾
|
カスタマー平均評価: 4.5
繰り返し…… 東野圭吾の本は実に読みやすい。あれよあれよというまに話が勝手に展開していくから。本書も一気に読みとおせた。読者を飽きさせずにこれだけのページを引っ張るのはスゴイと思う。でも…「白夜行」の二番煎じというか、やはり前作がよかったからこの作品は続編だと思いたくないなぁ。前作は、行間から滲み出てくる切なさとか白夜の中での二人の絆の強さとか、色々と想像をかきたてられる伏線がいっぱいあってもう完璧だったのに、わざわざ繋がりを持たせた続編をつくらなくても…完結編が出たらまた評価は変わるかもしれないけど。今作のファムファタルというべき美冬。はっきりいって周りの男は簡単に振り回されすぎではないだろうか。美人で頭がいいのかもしれないけど、本書では傲慢さが所々かいま見えてウンザリしたし、ここまでする?と思う位残酷。なのにストーリーはうまく行きすぎる位美冬に都合よく進んでいくし、謎が解けていく過程もテンポが良すぎて緊迫感の欠けらもない。ご都合主義な感じが全面に出てしまっていた気がする。本作は、完全に独立した作品として「白夜行」とは別物として読む事もできるけど、白夜行が好きな人以外は特に読むほどじゃないと思う…単に傲慢で残酷な悪女に振り回される男の話だから。とはいいつつも、完結編が読みたい気持ちは止められない。笑。 最高傑作ではないが 分厚さを感じさせない内容。
むしろラストの展開次第で1.5倍くらいの内容に出来るのではないかと思うくらいですが
あの衝撃のラストで良かったのかなとも思います。
白夜行の続編とも言われるこの作品ですが本作だけでももちろん楽しめます。
リアル美冬が存在しない事を祈りたいです。
書評は最後に読みましょう 文庫本で一気に読みました。
物語の中盤で、物語のナゾの一つである美冬の正体について、
「分かった!」気になっておりました。
物語の展開は白夜行とかなり似ており、面白いけど、同じやな、とさえ思っておりました。
が、書評を最後に読んで、さらに伏線が隠れていたことに気付き、
著者のなぞかけが、よく練られていることに正直感嘆せずにはいられませんでした。
この書評は、ハードカバーにはないようなので、私のように伏線に気付かないままの
方もいらっしゃるかもしれません。
ぜひ書評を最後にお読みになってください。
そして、できれば白夜行を読んでから本作を読まれると、より一層楽しめるのではないかと
思います。
美冬の人生とは? 白夜行の続編。
また分厚い本だなぁ?と一瞬躊躇しましたが、そんなことを考えたのは初めだけ。
ページをめくる手も止まらずスラスラと読み進めてしまいました。
主人公は阪神淡路大震災の直後に衝動的に殺人をしてしまった雅也とその現場を目撃していた美冬。
白夜行では主人公であるにも関わらず雪穂と亮司の心境は一切語られなかったため二人からは血も涙もない冷酷な印象をうけました。(ドラマでは雰囲気が違うかな?)
でもこの幻夜では、主に雅也の視点から物語が進行します。
そのため美冬の呪縛から逃れることのできない雅也の苦しさや葛藤、孤独さが手に取るように分かりました。
贅沢でなくてもいいから、平凡な幸せな人生を送りたいと望むのに反し、一方で美冬にどうしようもなく惹かれていく。
そして美冬に指示されるがままに数々の悪行に手を染めていく。
美冬はまさに魔性の女というべき存在でしょうね。
美冬の表の世界で頂点までのし上がっていこうというとてつもない野心と、徹底した冷酷さ。そして懐柔の巧みさ。
最後の最後まで美冬の存在は謎の暗いベールに包まれています。
前作の白夜行を読んだ方ならこの幻夜とのつながりがつかめるかと思います。
読まれていない方でも独立したひとつの作品として楽しめますよ。
続編が今から待ち遠しいです。 一気に読めます! 読み終わりました。東野圭吾の「幻夜」。
総ページ数、およそ780ページにわたる
大作でした。いやぁ、面白かったです。
前回読んだ「手紙」よりも登場人物が多く、
お話もより大きくなってましたが、
やっぱり読みやすかったです。
阪神淡路大震災という、大きな災害を
ストーリーの核となる部分に置いていることが
印象的でした。
関西が舞台になるシーンがたびたび出てくるんですが
関西出身の作者らしく、とても詳しく
情景が浮かぶように書かれてありました。
「白夜行」とリンクしてる部分があるそうなので、
近々読んでみたいと思います。
|
|
[ 文庫 ]
|
モモ
・ミヒャエル・エンデ
【岩波書店】
発売日: 2005-06-16
参考価格: 840 円(税込み)
販売価格: 840 円(税込み)
中古価格: 700円〜
( 通常24時間以内に発送 )
|
・ミヒャエル・エンデ
|
カスタマー平均評価: 5
ホント!大人こそ読む本!! 自分なんか、40歳目前で初めて読みましたが、久々にハラハラドキドキ、そして、感動!!
子供にだけ読ませるのはもったいない、大傑作です。
スターリン批判で有名なジョージ・オーウェルの「動物農場」も、現代にもそのまま通用する優れた政治批判童話でした。(こちらは感動と言うより”怒り”の書ですが)
良い童話は良い昔話と同じで、時代や国境を超えて通用する、普遍的な価値があるんですね。
残念ながら、自分は時間泥棒のたくらみから抜け出せていませんが、いつかモモのように、星の声が聞けたらなぁ・・・としみじみ思います。 大人も読んだほうがいい。 ちなみに私は、30過ぎた今になって初めてこの物語を読みました。
「時間どろぼう」とたたかう、不思議な少女・モモ。
この物語は現代にも通じるところがあると思います。
人間にとって大切なものってなに?・・・と、ちょっと考えてみましょう。 児童文学書ですが、大人でも充分楽しめます。 シュール感たっぷりのファンタジーですが、
物語の最後の一行まで、読者をあきさせません。
映画でみるより本の方をオススメします。
モモの言葉で「食べるものは沢山もらったわ。多すぎるほどね。でも満足した気持ちにはひとつもなれないの」など、現代を風刺した要素があり、内面に深く切り込んだ表現がこの物語にはあふれています。
心を亡くすくらいに忙しい生活を送る現代人に送る一冊 私達は一体どうして毎日こうも忙しいのか。
家族がまだ眠っている早朝に起床し、寝ぼけ眼ですぐに身支度を整えて自宅を出る。途中のコンビニで購入した冷たいオニギリを口に頬張りオフィスに出勤。日中ひたすら電話、メール、お客様との面談の仕事に追われて途中わずかに空いた時間にゆっくりと味わう余裕もなく昼食を口に放り込む(餌を食べさせられているブロイラーのような気持ち)。そして、深夜遅くまで働き心身共に疲れきった状態で帰宅。すでに眠っている家族とコミュニケーションを取ることもなく就寝。
上記のような生活を送る人が自分の暮らしを振り替えるためにも本書を読んでみることをお勧めします。
大切な家族・友人と話し合う時間、ゆっくりと味わう食事の時間、素敵な音楽や物語を鑑賞する時間、夢を見るための十分な睡眠。そういった「無駄な時間」を節約して、忙しい生活を送って私達は何がしたいのか。
「忙しくてそんなことを考えている暇がない!」という人にこそ読んでもらいたい小説です。本書は子供向けに書かれた小説ですが、本当は忙しい大人に向けて書かれた物語です。心を亡くすくらいに忙しい生活を送る現代人に送る一冊。お勧めです。 「モモ」のところに行ってごらん! 気が付いたら時間がない。歳をとるごとに時間がなんだか子供のときに比べて減ってきたように感じる。不思議だ、一日は同じ24時間のはずなのになんでこうも時がはやく過ぎ去っていくのだろう。きっと時間泥棒の仕業に違いない!
本書は児童文学ですが、時間の重要さに気が付き、慌てふためいて色々な手帳に書き込んで時間をなんとか確保しようと躍起になるが、その実は全く「ゆとりのない」大人にこそふさわしい作品であると思います。
読めば何で時間がなくなってしまったか(そう感じるのか)が、「モモ」に教えてもらえると思います。子供のときに読んで今は大人になった人も「モモ」に再び会うことによってきっと大切なことを想い出すでしょう。
さあ、「モモのところに行ってごらん!」
|
|
[ コミック ]
|
BASTARD 完全版 4 (4)
・萩原 一至
【集英社】
発売日: 2007-06-20
参考価格: 2,780 円(税込み)
販売価格: 2,780 円(税込み)
中古価格: 2,197円〜
( 通常24時間以内に発送 )
|
・萩原 一至
|
カスタマー平均評価: 2
残念・・・ 今回、描き足しが全くない!?
ノーマル版を横に置いて見比べてみたわけじゃないですが、当時のままの絵のように思います。
非常に残念です。
追加がないのならもっと安くならんもんかな・・・。
|
|