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[ コミック ]
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のだめカンタービレ (4)
・二ノ宮 知子
【講談社】
発売日: 2002-12-13
参考価格: 410 円(税込み)
販売価格: 410 円(税込み)
中古価格: 250円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・二ノ宮 知子
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カスタマー平均評価: 5
千秋の実績が世に知らされるのか 夏休み。
シュトレーゼマンにくっついて長野までやってきた千秋一行。
待ち受けるのは、マスタークラスのオケの講習。
なぜ、千秋が指揮棒をつかむのか。なぞ、もうシュトレーゼマンはなぞの生き物です。
ここまでだめな師匠はいないのではないかと思う漫画です。
それでも一歩一歩、地道に階段を上がっていく千秋。とその一行(のだめ含む)
まあ、よくぞここまで王道を外れた漫画が書けるものだと思って笑ってます。
二ノ宮先生、ナイスです。 ドラマと同じくらい…いやそれ以上! ドラマののだめにはまり、最近コミックを読み始めました。面白い!!ほんと漫画をドラマは忠実に再現したんだな?と実感しました。ホントは全巻読みたいけど、テスト前なんで4巻でやめときました。このままだとのだめワールドに吸い込まれる!と危機を感じたので…。それくらいのめり込んでしまいました。5巻からはテストが終わってから読みます♪のだめのためにも、追試にならないようにがんばるぞー! いろんな秘密 第4巻は長野で開催された若手育成のためのニナ・ルッツ音楽祭がメイン。
シュトレーゼマンの弟子として参加する千秋、シュトレーゼマン推薦枠?で参加するのだめ・峰・真澄。
ハイ・レベルな環境でもまれて覚醒の萌芽をつかむ者、挫折感じる者、迷う者。
それぞれの環境でそれぞれの感じ方をし、それぞれの道に進んでいく。
のだめにとってはやや難ありの音楽祭ではあったものの、千秋にとっては後々の飛躍における大切な一歩となったのだった。
音楽祭の他に海ネタ、シュトレーゼマンの恋話ネタ、外伝的な「リカちゃん先生の楽しいバイエル」も収録。
いつもながらの迷い系青春音楽サクセスギャグ風味となっており、楽しく読了しました。 成る程なー 面白いです♪
難点を挙げるとすれば一冊すぐに読み終わってしまうということかな。
やはりのだめは一種の天才という設定なんですね。それも自分の才能をよく分かっていない。そこそこ弾ける程度の人が多い音大にこんな子がいたら目立つだろうけど、彼女の奇行が全てをギャグにしています。もっともストーリーから音楽を連想することは無理な事だし作者もそれは考えていないでしょう。千秋の指揮者としての才能もしかり。よーく分かるのが全然練習して来なかった峰君の状況かな。つい吹き出してしまいました。 出会いの第四巻
堅苦しいクラシック音楽の世界を、決して貶めることなく
笑えるマンガに仕上げた手腕は、高く評価されるべきだろう。
『のだめカンタービレ』出会いの第四巻である。
師匠シュトレーゼマンの口利きで、ニナ・ルッツ音楽祭に
参加することとなった主人公一行。
相変わらずの珍道中ぶりは健在だが、この後日本篇の
クライマックスを彩るR・Sオーケストラのメンバー、
バイオリンの三木清良や木村智仁と千秋真一との出会いが
地味ながらも、後に伏線として生きてくる巻である。
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[ 新書 ]
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中年童貞 ―少子化時代の恋愛格差―
・渡部 伸
【扶桑社】
発売日: 2007-05-30
参考価格: 735 円(税込み)
販売価格: 735 円(税込み)
中古価格: 円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・渡部 伸
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カスタマー平均評価: 5
格差社会の恋愛格差 中年童貞である著者は、全国童貞連合の会長でもある。
そんな彼が、実体験を記述しながら、
この格差社会のなかで恋愛弱者とも言える中年童貞の行く末を論じていく。
データの採り方も、文章の練り方も、今ひとつ、底が浅いとは思う。
しかし、そんなことは小さな事だと思えるだけの輝きがこの著作にはある。
それは、「希望」だ。
恋愛弱者が、それでもなお捨て去ることが出来ない希望が、
格差社会と呼ばれる現代にもある。
と、渡部伸は叫ぶのである。
人は「恋愛」を求めるだけで、生きて行くに値する。
そのことを、渡部伸は教えてくれるのである。 真面目な本です ふざけた本かなと思ったら、かなり真面目な本でした。
中年処女の話と会長の失恋話(最後に載ってます)はかなり泣けます。
筆者(会長)はきっとすごくいい人すぎるのかなと思いました。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ゴーマニズム宣言EXTRA パトリなきナショナリズム
・小林 よしのり
【小学館】
発売日: 2007-06-14
参考価格: 1,365 円(税込み)
販売価格: 1,365 円(税込み)
中古価格: 870円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・小林 よしのり
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カスタマー平均評価: 5
「命を大切にしない奴なんか大嫌いだー!」 わしズムで、ジブリの「ゲド戦記」のキャッチコピーを思い切り皮肉った「ザ・樹海」とゴー宣EXTRAが収録された。
命だけが一番大事という思想を斬り捨てる怪作は、ギャグとして、思想としての双方で面白い。
沖縄戦の章は戦争論以来のクオリティ。一気に引き込まれた。
その後の沖縄論講演会なども活字で収録。
「台湾の独立派の人は、台湾が中国に攻め込まれたら
戻って戦うといっている。知り合いの彼らが殺されていくのは
見るに忍びない! 命どぅ宝と言ったって何の説得力もない。」
「平和平和と言ってて、それで平和が来ますか?」
「中国があるのに、日本でだけ平和と言ってて、どういう効果があるのか、是非とも教えてほしい!」
「分かったよ。沖縄は親米反日なんだ。」
特に反戦平和、護憲の人にこそ、一度読んで欲しい。
魂のあるセリフがたくさんある。
沖縄論は本土で売れなかったらしいが、沖縄論2はいずれ読みたい。 考えること多いです。 表紙はド迫力です。圧巻です。
内容は、わしズムからの収録が多いです。
面白いし考える事多いです。
結婚に関しては、独身の僕としては感慨深い物があります。
ザ樹海は笑わせてくれるし、また考えさせてもらいました。
沖縄戦論は、今のおかしな言論を一遍させてくれます。
これも迫力があり読み応えがあります。
「ひめゆり」の話は、沢山の人に知って欲しいです。
日本軍が全て悪という現在の作り上げられた空気は絶対間違ってます。
右傾化なんて無いですよね。騒いでる人達が左すぎるんですよ。
最近の地元の新聞読んでいると、かなり変な
作りになってます。
情け無い。
昔は硬派な新聞だと思っていたのですが・・・。
毎日のように「戦争は嫌だ。憲法9条を守れ」の類の投稿が意図的に掲載されてます。
反戦平和、それは大切なことでしょう。でももっと他にあるだろう、と思います。
西南戦争と護憲をこじつけた投稿には驚きました。新聞を疑う。
今回の秘書ひしょ話も面白いですよ。 日本人が知らねばならない慰安婦問題 この問題が他の戦争関連の問題と大きく違う点は、70年代まで一切問題視されなかったということである。日本の反日学者や韓国の学者ですら「戦場で商売していた売春婦」として問題にしなかった。「政府・軍による強制連行」の話が出て初めて問題化し、韓国にも伝わったのである。慰安婦運動は、89年に大分の運動家が韓国で元慰安婦を探したのが全ての始まりである。この時会った毎日新聞の下川記者は「原告を探すという発想には正直驚いた」と語っている。この後、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の大宣伝の影響もあり、日韓の国際問題に発展していくことになる。 本当に「過去を直視」すべきは朝日新聞 現在、国際社会では「日本国は国策として女性を強制連行し性奴隷とした」という話が常識となっている。そうなった最大の原因は、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の嘘話の大宣伝である。その朝日新聞は現在、「官憲による強制連行があったかどうかは枝葉であり、問題の本質から目をそらそうとしている」と言っている。人間ここまで汚くなれるのだろうか?ならば朝日の記者は世界中に飛んで「実は政府・軍による強制連行の証拠は一切無いんだ」と誤解を解くべきだろう。それが責任のとり方じゃないのか?朝日の記者にだって少しは良心があるのだろう? 悪質な多事争論 3月5日のTBS・NEWS23の多事争論で筑紫哲也氏は、慰安婦問題での安倍総理の答弁について「業者にそういうこと(強制連行)をやらせたことに強制性があるという、まあ日本人が聞いてもわからない説明であります」と述べている。まず安倍総理はそうは述べていないし、「やらせ」た証拠もない。通達の1枚たりともない。「悪質な業者を取り締まれ」という通達ならある。発言を捏造しておいて、日本人が聞いてもわからないとしている。汚いとしか言いようがない。慰安婦問題については、小林よしのり著『戦争論2』の「総括・従軍慰安婦」だけでいいから、ぜひ読んでほしい。
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[ コミック ]
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のだめカンタービレ (5)
・二ノ宮 知子
【講談社】
発売日: 2003-03-13
参考価格: 410 円(税込み)
販売価格: 410 円(税込み)
中古価格: 197円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・二ノ宮 知子
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カスタマー平均評価: 5
なんだろう、この気分は 学園祭でSオケが紋付袴で演奏します。
のだめもピアニカで独奏するのです。
でも、なぜか千秋が蚊帳の外。もやもやした気分になります。
確かに、のためは主人公です。が、千秋がこんなに活躍しない、いやシュトレーゼマンとの
競演をピアノでやりましたが、目立たないのでいいのでしょうか。
のだめは千秋が生きてこそ、のだめだと感じました。
まあ、のだめとの練習連番で生き抜きさせてもらいましたが…… 真澄ちゃんの仮装 第5巻は学園祭とその「余熱」をメインに描く。
学園祭を一言で表すならば「真澄ちゃんの仮装」である。
もちろん「のだめのマングース」という意見が多数であることは想像に難くない。
でも、私は真澄ちゃんを指示したいと思う。
なんて具合に妙に意固地なくらい笑いのつぼをヒットされてしまったのであった。
第5巻のメインは学園祭のようでいて、実はその余熱であったりする。
きらめく才能に触れることで触発されるという正しい感受性のインプット・アウトプットを見ることができる。
「蛍の墓」になるくらい何かに挑戦してみたく思う今日この頃なのである。 成長の第五巻 堅苦しいクラシック音楽の世界を、決して貶めることなく
笑えるマンガに仕上げた手腕は、高く評価されるべきだろう。
『のだめカンタービレ』成長の第五巻である。
本巻の二大クライマックスは、
落ちこぼれSオケの楽しい学園祭仮装公演と
師匠シュトレーゼマン&その弟子千秋真一との
本作唯一の共演であろう。特に後者の方は、
ラフマニノフのピアノが聴こえてきそうな傑作シーンである。
主人公千秋真一とのだめはこの二大公演を経ることで
アーティストとして、そして人間としても成長していく。
物語の前期の山場 この巻の前半がドラマのLESSON5の半分を形成する。月9的演出である意味越えている。原作にない練習中の千秋を覗くのだめ、あっさりだった原作のピアノ覚醒が着ぐるみ姿の彼女を走らせる事で二人の関係を浮き彫りにさせ、更にロマンティック。こうした解釈は原作の良さが生み出した想像。漫画と映像の違いも悪くない。ドラマは原作への敬意を伝える。私はこれ程素晴らしい漫画の実写化を観た事がない。多分クラシック好きの軽部アナを始めとする制作スタッフの作品に対する愛情が並々ならぬものだからだろう。影響を受けて(私は元々R&B好き)、最近クラシックばかり聴いている。 噂ほどでは・・・? 以前から気になっていたけど、絵がちょっと好きな感じでは無かったので手にしなかった、この本。
とりあえず借りて5巻まで読んでみたけど、正直いって期待したほどでは。
クラシックが好きな人は、雰囲気が感じ取られて感情移入できるのでしょうか・・・?
想像できる曲だといいですが、知らない曲だとやっぱり絵だけではクラシック素人には伝わるものが少ないかな?確かに、のだめの変態ぶりに何度か笑うこともありましたが世間的にこれだけ話題になるほどの漫画だとは、ちょっと思えません。少女マンガで、この程度の面白さなら他の漫画でもたくさんありますし。
6巻から先を読むか読まないか。読まなくてもいいかな?という気もします。面白い漫画読みたいな?と思って色んな人のブログ読んだり、売れてるのチェックしたりしてて、この間は『僕等がいた』を友達から1・2巻だけ借りて読んだ翌日、我慢できなくて書店で3巻から最新刊まで一気に大人買いしてしまった!!『のだめ?』にはそんな勢いはなく読後も、あんまり思い出すことが無いです。あと、千秋に魅力は感じるけど、主人公ののだめがちょっと・・・。今、16巻まで出てるみたいですので、これからもっと盛り上がっていくのデスか?けど、やっぱりもういいかも。「ラブコン」も確か友達に5巻まで借りて、そのあとどうでも良くて読んでないな・・・。
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[ コミック ]
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個人授業
・鬼ノ 仁
【コアマガジン】
発売日: 2006-12-19
参考価格: 1,050 円(税込み)
販売価格: 1,050 円(税込み)
中古価格: 600円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・鬼ノ 仁
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カスタマー平均評価: 4.5
あまりにリアル 描写があまりにリアルで
ついつい何度も見ては果ててしまいます。
いったいこの歳で私は何をやっているんだ?
などとは思わずにただひたすらのめりこんでしまいます。
こういう絵をかける方がうらやましいです。
私も個人授業を受けたいです。
あぁペロペロしたい。。。
ただ他のレビュワーが指摘している通り
おっぱいが少なかったのが私にはフィットしなかった。
残念だ。 好みは分かれるか? 表紙のイラスト通り美形で綺麗な絵の作品です。
絵が綺麗なのでエロ漫画が好きな人は買いでしょ
うか。ただ絵は綺麗なのですが(作家の好みなの
でしょうが)陰部のアップと性器にこだわってま
す。全編通してもう少しおっぱいにこだわってい
るといいなって個人的に思いました。 楽しそうですね 短篇集愛情表現からは鬼ノさんのフラストレーションしか感じられませんでしたが今作は生き生きと描いているのが見てとれます(カバー裏やあとがきを見ればより一層)やはり鬼ノ仁さんは生粋のエロ漫画人のようですね。いつものように美麗なイラストと過激な描写が盛りだくさんで、私的には満足できました。まぁ、結局なにが言いたいのかと言うと人魚の可愛さは異常ってことです。 前作から2年、6作目の単行本 収録内容
・個人授業(巻頭カラー)
幼なじみの女子高生と下に親がいる部屋で・・・
・Starlet
個人授業続編 亜矢に誘われるまま校内でHしていた恭だが・・・
・奥さんは女子高生(短編 仕上げ おかのはじめ)
個人授業続編 Starletのオチを元にした話
・隣のお姉さん
勉強を教えてもらった隣のお姉さんのご褒美は・・・
・ママにはないしょで
両親の寝室を覗いていた姉妹、ママが出かけた後、パパと・・・
・西田さんの厄日
前作のキャラクター登場作品、藤田と一条、HIROとAYANO、そして藤田と西田さんが・・・
・ドッペルゲンガ(前編)
一年先までの行動の描かれた手帳、小学生の頃から好きな彼女と彼女の誕生日に・・・
・ドッペルゲンガ(後編)
恋人の顔をした他人、最初は嫌がっていた彼女だったが・・・
・密閉水槽#1
事故死した両親の代わりにグループの社長となった人魚、そのグループ成長の理由は・・・
・密閉水槽#2
両親が事故死する前の姉弟、そして事故の報告を受けた時、二人は・・・
・密閉水槽#3
現状が耐え切れなくなった弟の騎士は・・・
・密閉水槽#4
両親の事故死の真相、そして二人は・・・
なんか某一般誌?で見ていたせいか、2年もたったと感じませんでした。
個人的に今回の一番のお気に入りは奥さんは?の最後のオチ(笑)ですね。
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[ コミック ]
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山へ行く
・萩尾 望都
【小学館】
発売日: 2007-06-26
参考価格: 530 円(税込み)
販売価格: 530 円(税込み)
中古価格: 円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・萩尾 望都
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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秘花
・瀬戸内 寂聴
【新潮社】
発売日: 2007-05
参考価格: 1,680 円(税込み)
販売価格: 1,680 円(税込み)
中古価格: 930円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・瀬戸内 寂聴
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カスタマー平均評価: 5
杉本苑子『華の碑文』、佐伯晶『秘曲』との併読がお薦め 以前、佐伯晶の『秘曲』という小説を読んだことがあり、クライマックスの凄まじい感動と、そこに至るまでのシンドサとが記憶に残っている。佐伯晶という作家は多分男性と思われるが、女性から見た世阿弥の小説は本書と杉本苑子『華の碑文』が双璧であり、この三作を読み比べてみるのも一興と言える。 「秘花」を読んで いわれなき罪により佐渡へ送られた後、世阿弥は晩年をどう生きたのか?……足利義満の寵愛を受け、能楽を大成した世阿弥の生涯をドラマチックに描いた本作。特に後半、謎に包まれた佐渡配流後の暮らしに光を当てた点が注目される。
……義満の死を境に栄光から見放され、絶望と悲嘆の中、送られた佐渡。しかし、そこは自然に恵まれ、人情の篤い土地だった。72歳にして人生の再出発をかける世阿弥。島の女性をそばに置き、寺のひと間でつましい生活を送るうち、彼は心の平安を得てゆく。
芸一筋の情熱は常に失わず、耳目が不自由になってからも謡と仕舞の稽古を続け、新しい能の創作に取り組むなど日々エネルギッシュ。そして、死が訪れる8年余りの歳月のうちには、彼女との間に「花と幽玄がからみあい、とけあった濃密な夜の舞があった」……。
作者の描く世阿弥の晩年は、冬の日だまりのような静穏な明るさと温もりに包まれている。また、そこに甘美なエロスを注いでいるのはいかにも寂聴さんらしいところ。この歴史が沈黙する部分を照射し、島での生活をこれほどイメージ豊かに描いた作品は過去にないだろう。
一方、物語の冒頭から主人公が独白する前半生についても当然見逃せない。そのまるで能の調べを聴くような華麗沈痛な語りのうちに、栄華と凋落の人間模様が鮮やかに写し出され、等身大の「世阿弥」を感じ取ることができる。
完成までに4年の歳月をかけたという彫心鏤骨の大作。寂聴さんの「世阿弥」への精力傾注が作品の喫水線を深くしており、寂聴ファンのみならず能楽ファンにもお勧めの書だ。
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[ 単行本 ]
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何のために働くのか
・北尾 吉孝
【致知出版社】
発売日: 2007-03
参考価格: 1,575 円(税込み)
販売価格: 1,575 円(税込み)
中古価格: 1,138円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・北尾 吉孝
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カスタマー平均評価: 4
若い経営者は一度は目を通す事 事業を行うと成功する事がある。そういう時こそ「何のために働くのか!」と自分自身を見つめなおさなければいけない。大器晩成の意味は、若いうちに成功する人は、年をとっては成功し続けららないという意味。本物は、若い内は苦労をして、年をとって成功するようにする人=それが大器である という意味。
北尾氏は中国古典に精通しているため、人生勉強として若い経営者は一度は目を通した方がよい。 徳育 SBI会長?北尾吉孝さんの著書。
就職活動の面接の場で、自分の考えを言った時に北尾さんのお話をして頂いた。少し似ていると言われたのでどんな方か興味が沸いた。
僕のような若い人間が読むべき本。古典を用いたり、独自の考えを用いたりして、生きる事を説いている。
本書には関係ないが、北尾さんは、今年大学だか大学院だかを創設した。徳育を目指すとのこと。
本書の中の、自分全原因論は共感できた。 特に響かない… 著者独自の経験談が含まれてはいるが、骨格ともいうべき古典から紡ぎ出される人間学には目新しさを感じない。さらに、題目である”何のために働くのか”への展開は唐突すぎるという印象。
古典、歴史に学ぶことは勿論重要ではあるが、そこから現実社会へどう昇華していくのかに深い洞察を見たかった。
なにより若い世代が団塊世代のそれと違い、刹那主義と一括りにされている様子には反発を覚える(特に若年?)読者も多いのでは。閉塞感漂う現代社会において必死に”使命”を捜し求めているゆえに数年で退社する若者も少なくないはず。
団塊世代のみ責めるつもりはないが、本書で触れられているこの世代に受け継がれたという精神性が本物ならば次世代にも伝えるはず。”精神性”を殆ど金に還元してきてしまったのではないだろうか。
現に相次ぐ不祥事、談合、天下り等の問題はその結果なのでは?
若い世代のこういった根源的な社会不信も意識して欲しかった。
経済人として影響力を持つ方ゆえに経済活動の枠組みを超えた今後のさらなる挑戦を拝見したい。 綺麗事ばかり 物凄く高尚なことを書いているが、実際に北尾氏がやっている仕事は高尚なものなのか?北尾氏が代表を務める会社は、ベンチャーキャピタルをしている。そのベンチャーキャピタルで上場したサンライズ・テクノロジー(証券コード4830ヘラクレス)の上場廃止が決まった。多くの人が損をして不幸になった。それが、北尾氏のこの著書「何のために働くのか」で言う、生きがいになる仕事なのか? 「信・義・仁」について言葉では語っているが 北尾氏に興味があり、本を購入したり実際に北尾氏の証券会社とも顧客として取引をしていましたが、言っていることとやっていることに違いがあり、それがこの本の内容の薄さにつながっていると思います。内容は控えますが某証券会社では顧客の対応について、「信・義・仁」とはかけ離れており(イラギュラーな問題が発生した際の対応で、信用し先方の指示に従った対応を行った結果、私は騙されたき持ちにました。)社内では月一回の講和のみが理念の浸透のための作業だそうです。ホームページ上では顧客中心、「信・義・仁」を高らかにうたっていますが、騙されないようにしたほうが良いと思います。
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[ 単行本 ]
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キリストの棺 世界を震撼させた新発見の全貌
・シンハ・ヤコボビッチ/チャールズ・ペルグリーノ
【イースト・プレス】
発売日: 2007-06-20
参考価格: 1,890 円(税込み)
販売価格: 1,890 円(税込み)
中古価格: 1,350円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・シンハ・ヤコボビッチ/チャールズ・ペルグリーノ
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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ビジネス力の磨き方
・大前 研一
【PHP研究所】
発売日: 2007-04-19
参考価格: 840 円(税込み)
販売価格: 840 円(税込み)
中古価格: 円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・大前 研一
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カスタマー平均評価: 4
いつの時代も変わらないビジネス論 近年に見るネット変革において、どのようなビジネスの磨き方が良いかを論じている。しかし、それは「特殊」な事を述べているのではなく、あくまでも「普遍的なリーダー論」である。このため、どの世代でも読める深さがある。
ただ、曇ったメガネや歪んだメガネを通して読めば、すべてが否定できてしまう。このため、共感できる部分が多ければ、それは大前氏と同等のビジネスの磨き方を実践しているとも言える。
だからこそ、いつも時代も変わらないビジネス論であり、一度は目を通す価値があると思う 手厳しい 本書は日本のサラリーマンへ向けたものです。
かなり自慢話が多いですが、これからの時代に社会人に必要で重要なエッセンスも詰まってます。
それは、これまでの工業型価値観の全否定に近いもので、全く逆の思考や行動が必要のようですね。
最後に、大前先生は日本についてかなり手厳しい意見をおっしゃってます。今、マスコミで話題になる安部政権の政策も、けちょんけちょんに酷評してます。
「格差なんて甘ったれたこといってんじゃねぇ!全てのサラリーマンを競争のどん底に突き落として、這い上がってきた人間を大切にしろ!!」みたいな。
いや?、手厳しいです。
有用なエッセンス部分を拾いながら理解する 21世紀のビジネスマンに必要な大前流スキルが紹介されている本である。本書では、「先見力」「突破力」「影響力」「仕事力」「人間力」を磨くという視点で書かれている。
ニートやフリーターも大前研一にかかると次のように解釈される。それは旧来の工業化社会のなかから落ちこぼれた人間である。日本が加工貿易で食べていた時代、工業化社会用につくられたシステムに適応できなかった人である。大量の規格品のような人間を生むための教育。それは20世紀の教育システムである。それに対し21世紀の教育とは少数の規格外の人間を作るための教育が必要である。たとえ格差が広がろうとも、1人のジャック・ウェルチのような人間を生み出す教育が必要なことを力説する。
本書を読むためのアドバイスをひとつしておこう。全編を覆う「わたしが、わたしが―」とまくしたてるような ”大前節” をさらりと読み流すこと。呑み会の席上で上司の自慢話を受け流すような感覚。あれでいいのだ。こういう人は原則、自慢話が大好きなのだ。
その代わり、使えるエッセンスの部分だけはちゃっかりと頂戴する。そのようにして読みこんでいくと、みずから理解しておくべき内容はそう多くないことに気づくはずだ。シグナルも多いけれど、けっしてノイズも少なくない―― それが ”大前” 本の特徴なのだ。 読みやすい! 大前研一先生の新作。
新書という事で、深さはちょっと微妙だが、その分読みやすいことこの上ない。
その代わり「正しい大前ファン」の方からは「内容が薄い」と言われかねない気も。
以前読んだ『即戦力の磨き方』 よりは、読者に優しい(それが「薄い」ということ?)。
「先見力」の章にあった「これからどこの土地が値上がりするか?」
というような内容はフムフムと楽しめる事ウケアイ。
正直自分はガチガチのMBAチックな経営本は苦手なので、こういう本には星5つを。 これから必要なビジネス力の概要がつかめる 日本の、いや、世界のビジネス書の中でも最も有名な著者の一人「大前研一」。
彼の著作を一度も読んだことのないビジネスパーソンがいたとしたら、私はその人のビジネス感覚を決して信用しないだろう。
それは彼の著作内容に共感するしないではなく、ビジネスに携わる人間として読むべき必須の書という意味。つまり、マーケティング、マーケティングと事あるごとに大声で叫ぶ人間がコトラーの本を全く読んでいないということに等しい。
そして彼が最近書いた「ビジネス力の磨き方」。自画自賛の自慢話も含まれているが、これから必要なビジネス力とは何かということがとりあえずわかる本。かなり読みやすく、短時間で読み終われる良書だ。
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