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[ コミック ]
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岳 (2)
・石塚 真一
【小学館】
発売日: 2006-09-29
参考価格: 550 円(税込み)
販売価格: 550 円(税込み)
中古価格: 600円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・石塚 真一
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カスタマー平均評価: 5
いのちの尊さに、胸が熱くなります 日本の北アルプスで、山岳遭難救助のボランティアをしている青年、島崎三歩(さんぽ)が主人公の山岳漫画。山で消息を絶った遭難者と、彼らを救助するために命がけになって行動する三歩との気持ちがつながっていくところ、一本の太いロープで結ばれてゆくところ、その辺の話の展開に心が熱くなりますね。
第2巻収録の話は、全部で八つ。「氷と熱」「クライマー」「先生」「滑落」「邂逅」「岐路」「選択」「息子」。胸を揺さぶる話が揃っていたなかでも、次の話が特によかったです。
◎「先生」・・・・・・穂高連峰。小学生の生徒たちを連れて登山中の教師が、姿が見えなくなったふたりの生徒を必死に探す。雨の中、懸命に駆け回る先生の気持ちがひしひしと伝わってきて、拳を握り締める思いで頁をめくっていきました。
◎「滑落」・・・・・・三歩がかぶる「岳」の字が入った帽子の由来を語った話。とどまる者と、落ちて行く者とを描いたひとコマに、ずん!と、衝撃を受けました。切ない話でもあったなあ。本書で一番気に入ったのは、この話ですね。
◎「息子」・・・・・・東京に山岳用具の買い出しに来た三歩が、浮浪者っぽい爺さんが行き倒れになりそうなのを助ける、そこから話が始まります。この爺さんの顔が、作家の藤沢周平さんによく似ている気がしたんですけどね。この話も上の作品と同じく、ラスト二頁がとてもよかった。切ない、ええ話やなあ。 情緒だけではできないのが登山なんですね・・・ 以前、世界級の山に登っている男の子と話したことがあります。
日本の最高学府に通う彼はとってもロジカルに物事を判断する人でした。
彼曰く、「山に登っていると、死を感じることがあるか?ありますよ。高い山にいったら、帰れないで亡くなった人がたくさん残っているんですから」。
このことばがにわかに実感できなかったのですが、岳の二巻を読んでいて、彼のことばが蘇りました。
やはり、山というのは死を感じざるを得ない場所なんですね。
そこで生きていくためには、常に正しい判断をしなければならない。
そういう、「山で生きていくための厳しさ」がさらりと描かれている二巻でした。
読み終わった後、以前、会った、山登りの男の子のことが少しだけ理解できたような気分になりました。
曖昧に生きてはいけない世界・・・それが山・・・それがよーく描かれている。
死を乗り越える力 人の死を正面からとらえて、逃げることなく扱っているところが素晴らしいと思います。
そこには身近な人を失った悲しさ、救うことの出来なかった悔しさと自らの弱さが描かれているのですが、遭難者に対する主人公の尊敬と慈しみの思いがそれを乗り越えることの大切さを強く感じさせてくれます。
人生を山に喩えることがありますが、そういった観点からも得るものがあり、死があるからこそ生が美しく、死を考えることで生きることの大切なのだということを考えることができるでしょう。
生命の大切さが問われている現代において、貴重で大切な素晴らしい作品です。 雨ニモマケズ このマンガをどうしてこんなに好きなんだろう。
山岳マンガだからか、ストイックな主人公のマンガが好きだからか。
答えはみつかった。宮沢賢治の「雨ニモマケズ」が好きだから。
三歩の人物造形の基本は「雨ニモマケズ」だった。
「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」「…南にシニソウナヒトアレバ…」
三歩は、山の伝道者でもある。といっても、一度に大勢に語るわけではない。
本を書くわけでも、写真展を開くわけでもない。不特定多数は相手にしていない。
山の、同じ所に立った隣の人にだけ、「また山においでよ。」
直前にどんなにつらい体験を共有していても、いつも同じような言葉。
作者の想いは、三歩を通してこちらにダイレクトに届く。
山好きに限らず自然と人を愛する人全てに普遍性をもつ心に響く作品だ。 やっぱりいい! 1巻を読んだ時は、山の厳しさ・怖さと共に山の楽しさ、素晴らしさを学び、三歩の織り成す人間ドラマに感動し、久々胸が熱くなるのを感じました。山の楽しさを知った人間が改めて山っていいなぁって思える作品でした!そして待ちに待った2巻!これまた1巻目よりも更に泣ける。三歩の一言、三歩と関わることによって山に学び、癒され、心が救われていく人々。かなり熱いです。物事は考え方・見方ひとつで人の心を解放したり、救われたりするのだなぁと。。。。これを読むと自分も三歩に救われる。こんな心を持った人になりたいと・・・・そして三歩のように山や自然と向き合いたいと。。。
是非、山の素晴らしさを知ってもらいたいのでおすすめです。感動!!!
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[ 文庫 ]
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適当教典
・高田 純次
【河出書房新社】
発売日: 2007-06
参考価格: 578 円(税込み)
販売価格: 578 円(税込み)
中古価格: 200円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・高田 純次
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カスタマー平均評価: 5
高田純次と同じ時代を、共に生きる喜び。 その白ブリーフ姿がまぶしい、エクセレントなカバーをめくって出てきたいかにも文庫本らしい表紙に『適当教典 高田純次』と書いてあるのをみると、なんだかそれ自体が冗談のようにも思えるが、とにかく出てしまった。これは2002年刊行の『人生教典』―これの表紙も素晴らしいものだった―を改題・加筆したもの。“純ちゃん”ならではの受け流しっぷりが最高な人生相談をメインに、モノローグ、書、追憶の日々をたどるフォト&ポエム(いずれも“純ちゃん”自身によるもの)などにより構成。おしまいには新規あとがき「コンサートよりもインサート」を追加(横尾忠則氏の『Y字路』ご購入、おめでとうございます!)。
個人的には、この類まれなる才能が「適当」というキーワードひとつで安易に持ち上げられる状況にはどうかと思ってしまうところもあるが、そんなことはお構いなしに、これからもこの人はどんどん行ってしまうことだろう。後を追う我々は、この人の存在を励みにしつつ、それぞれの日々を積み重ねて行けばいいのだ。
通勤・通学の途中などに気軽に読めて、読むとちょっと気が楽になる良書。
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[ 単行本 ]
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17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義
・松岡 正剛
【春秋社】
発売日: 2006-12
参考価格: 1,785 円(税込み)
販売価格: 1,785 円(税込み)
中古価格: 1,580円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・松岡 正剛
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カスタマー平均評価: 4.5
情報は繋がることによって・・・理解が構築される 取ってつけたようなレビューのタイトルになりましたが本当にそう感じました。史実の一つ一つは昔習った歴史の話ですがそれが自分の中でつながっていくことによってその理由や意味が初めて理解できました。「そーか、そういうことだったのか。」って。
最近読んだものの中に人間にとって印象に残るのは物語であってデータではないというものがあって、データである個々の史実が自分の頭の中で繋がって物語となったことを実感できました。セイゴオ先生に感謝。 17歳という、メモリアルな境界線をはさんで、情報を紡ぐ。 十七歳というのは、とかく大事な年齢らしい。アルチュール・ランボオしかり、尾崎豊しかり、である。私自身に照らし合わせてみると、なんとも不毛でドライな年頃だった(正直十七歳の自分はほとんど記憶にない)が、仮に一般論として十七歳をメモリアルな境界線とするならば、本書を手にとって、老いも若きも、十七歳に戻ってみるに如くはない。
アンダー17であれば、おそらく皆、少しばかり背伸びして世の中を先読みし、己の地平を広げることが出来るであろうし、オーバー17であれば、十七歳以降に貯めこんだ様々な「点」としての経験値(知)を整理しなおし線で結ぶ(本書的にいえば、編集する)、強力な糸となってくれることであろう。
私が松岡正剛の名を知ったのは、案外新しいことで、ちょうど7年ほど前のことであろうか。当時すでにメモリアルな年齢でもなかったが、なぜかそのときは縁(えにし)を感じず、あるいは意図的に接近せずにその名のみ頭の片隅にとどめて時を過ごしてきた。もし十七歳、いや、7年前に、この本に出会うことができていたならば―無論、本書は昨年末に刊行された本であるから、「歴史のもしも」はすでにして成立しないのであるが―、果たして、私の十七歳は、そしてその後の世界の見え方は、今と変わっていたであろうか。 日本文化再発見の手がかりとして・・・ ■タイトルにあるように17歳、大学生向けの講義内容を本にしたものですが、
著者自ら言っているように、30歳、40歳、50歳の大人たち向けでもあると思います。
意外と知らない自国の文化。著者の博識な語りによってによって、
世界の文化と関係づけながら、奥深い日本文化の特性に、はたと気づかせてくれます。
ただ欲を言えば、「世界と日本」となってますが、
講義時間や紙面の制約からでしょうが、
地域的にヨ?ロッパに比重が置かれ、
今日の日本にとって欠かせないアジア等の地域との関係についての考察がないのが、
やや残念なところでしょうか。
■時間延長もあった著者の講義。
文章のいたるところに「(笑)」と記されているように、
大変おもしろくさぞ興味深いものだったことでしょう。
実際に聴講された学生たちが羨ましい限りです。 歴史の面白さを凝縮したセレクション あなたがTBSの不思議発見を面白がれる人ならば、だまされた思ってこの本を読んで見て下さい。今まで知らなかった、「宗教」(キリストから仏教いたるまで)、「哲学」(アリストテレスからアレクサンダー大王にいたるまで)、「芸術様式」(ルネサンスやバロック、楽茶碗から織部焼)、「芸能」(和歌から連歌、能から歌舞伎)まで小難しい理屈は無しで縦横無尽に楽しめます。もっと掘り下げて読みたい方は、同氏の『情報の歴史を読む』(NTT出版)をオススメ。歴史の面白さにドップリつかっちゃって下さい。 17才向けとしては難しいが、良書 この本は大学での講演、講義がもとになっている。
そのため、一般的な17歳には少し難しい内容だと思う。
しかし、バロックやルネサンス、侘び茶など、
筆者の広範囲に渡る博覧強記ぶりが遺憾なく発揮されており、
大人が教養の入門書として読んでも十分読み応えがある良書である。
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[ ムック ]
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中国株四半期速報2007年夏号
・亜州IR株式会社
【亜州IR】
発売日: 2007-05-31
参考価格: 2,500 円(税込み)
販売価格: 2,500 円(税込み)
中古価格: 円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・亜州IR株式会社
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カスタマー平均評価: 0
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[ コミック ]
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環水惑星年代記
・大石 まさる
【少年画報社】
発売日: 2007-05-28
参考価格: 800 円(税込み)
販売価格: 800 円(税込み)
中古価格: 円〜
( 通常4〜5日以内に発送 )
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・大石 まさる
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カスタマー平均評価: 0
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[ コミック ]
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Sweet3Room
・すめらぎ 琥珀
【フランス書院】
発売日: 2006-10-30
参考価格: 980 円(税込み)
販売価格: 980 円(税込み)
中古価格: 580円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・すめらぎ 琥珀
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カスタマー平均評価: 4.5
感想 全体的には買いって感じです。ただ絵的にもストーリーも良いのですが行為の場面の描写が白塗りばっかで見にくいwまあ皆さんの高評価は伊達じゃないので迷ってる方はお試しあれ。 おいしそうな胸 乳にこだわりのある作家さんのようで、そういうのが好きな方はぜひぜひ。
ちょっとマニアックなプレイが多い気もしますが、基本は和姦なので安心して読めます。
貧乳成分は少ないので大きい胸が好きな人向けではないかと。 三拍子ッ! 胸の爆・中・貧の三拍子そろってオススメ度バツグンですよ。癒しの長女、ツンデレの次女、ロリの三女とストーリーもなかなか読ませてくれます。公彦がチンポを入れたり、胸を揉んだりしたときの姉妹の表情が萌えます。ゾクゾクきます。ほしいものをずっとガマンしていて、やっともらえたという喜びが素直に伝わってきます。イイ! 巨乳好きなら買い 「#2」の司書「真澄」を除いて、全編純愛です。「#6」は非純愛ですが、純愛に続くための布石に過ぎません。最終的なヒロインは「結」ですが、「薫子」「こなみ」も完全に身を引くわけではありません。修羅場が嫌な人も安心です。
・巨乳もうれしいおっとり系長女・薫子さん(眼鏡):爆乳
・無表情のなかにキモチを秘めた次女・結:巨乳
・三女の貧乳担当(?)こなみちゃん:貧乳
・#1 スイートインプレッション:「結」に中出し
・#2 スイートライブラリー:司書「真澄」、「こなみ」に外出し
・#3 スイートスイミング:「結」に中出し
・#4 スイートライン:「薫子」に中出し
・#5 スイートモーニング:「結」に外出し、中出し。「薫子」「こなみ」に外出し
・#6 ビターティアドロップス:「結」に中出し、アナル中出し
・#7 ビターティアドロップス2:「薫子」に中出し
・#8 オンリーユー:「結」に中出し
・#9 スイートルーム:「結」に中出し
・ex スイートデート:「結」に中出し メリハリくっきり3姉妹、断面もAも描写たっぷり ……これでメインが三女こなみちゃんだったらなぁ、と思った一冊。
次女、結ちゃんがメインですがお姉さんが「爆乳」なので十分「巨乳」の分類に入るキャラ。こなみちゃんとはお姉さんが絡んできてしまうので十分と言える出番がありません。
作者なのか雑誌なのか絵も綺麗だし、そっち向けの描写もバッチリ描けている作家さんなんですが、私とは趣向に相違があるようです。
表紙見て好きな結ちゃんだと思ったらそれで間違いない1冊だと思います。
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[ コミック ]
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デトロイト・メタル・シティ 2 (2)
・若杉 公徳
【白泉社】
発売日: 2006-10-27
参考価格: 530 円(税込み)
販売価格: 530 円(税込み)
中古価格: 221円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・若杉 公徳
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カスタマー平均評価: 4
オルタナギャグマンガの逸品 オルタナ漫画界の鬼才
柴田ヨクサルのかつて名作不条理オルタナギャグマンガ
「谷仮面」のしかも更にメチャメチャな前半部分が好きな方は…
きっとはまります!!
音楽マンガを望むのなら…読んでも意味はないでしょう。
ある意味スタイル(ジャンル)に対する冒涜かとも思うようなギャグマンガですから。
ただ音楽にスタイルなんてないんですよね。
それを妄信する聴衆と自己を持たない奏者がいるだけで。
そのあたりはリアルなマンガかも知れません。
猥雑で下品なギャグもオンパレードですが、不思議な透明感があります。
おそらく主人公の苦悩のせいでしょうね。
このコテコテさが好きだったりする 自分はメタルも、スウェディシュポップ(というか渋谷系?)も聴きますが、
そうそう、あるあるあるある!というのと、ぶっちゃけそりゃあり得ないでしょ、
というのを、うまーくブレンドしてあるなぁと思いました。
それぞれのテイストと、それぞれのバカバカしさを、うまいことデフォルメ
してるなぁ、と。
1巻も2巻も、設定やプロットのコテコテさが、いいですね。
おそらく意図的であろう寒いギャグさえも(笑)。
クラウザーさんの無茶苦茶さとはうらはらに、作り手側の丹念に
練りに練った感じが伝わってきます。
ただ、何度も繰り返し読んでると、すっごい綿密に作られ過ぎちゃってる感じが
してきました。この先、どう展開するんだろう、全体としてどうオチがつくんだろう、
と思うと、ある意味、窮屈というか、閉塞感がある気はします。
なので、現時点では☆4つ。
(雑誌の方は読んでないので)次巻に期待しています。
ジョークとして許容できればまだ・・・ この作品は1巻の続きの話になる。
前作からの下品な発言、非現実的なインディーズ対決などなど・・・。
総括すれば1巻よりも表現はより過激になったといえる。
しかしながらやや現実離れしすぎてきて私もすこし考えたくなる表現もある。
マンネリ化の影が見えているのでぜひ著者にはもっと工夫していただきたい。 はっきり言って、寒すぎギャグ漫画 絵はそこそこ巧くていいんだけど、肝心の内容展開は読んでて段々シラケテくる。
なんか痛々しいというか、寒々しいギャグというか、20年くらい前のノリのギャグ??
うーむ・・・騒いでるほどたいしてストーリーも面白くもないし。
メタル熟知ってる人が読んだら、こんなんもんへヴィorデスメタルっつー定義すんなとか、
なんかイラつくし、苦笑しちゃうん中身なんだけどね。
デトロイトか、まぁこういうバンドもアメリカなんかじゃよく流行っていたのは事実。
メイクして、お下品な歌詞で挑発して、スラング吐きまくって、
でもなぁ? ロクに聴かない人に、メタルってこういうもんかぁ、と思われるのは御免だな?。。
漫画として楽しむだけならいいけど、聴きもしない人にデスメタルやってる人を低俗なものと勘違いされたら困るんだよね。
申し訳アリマスが、文句なしにつまらない。しまいにゃアタマにきたのでゴミ箱に投げ捨てました。
個人的には… 一巻を読んだ時は主人公の二面性がとてもおもしかったです。
前巻のクラウザーさんはやる事はハードだが、どこかしら相手への優しさや思い遣りが感じられて好きでした。
でも二巻では下品でムチャな部分ばかりが目立ってあんまり魅力的に感じなかった
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[ 単行本 ]
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世界バブル経済終わりの始まり──実践・臆病者のための黄金の投資学
・松藤 民輔
【講談社】
発売日: 2007-06-01
参考価格: 1,575 円(税込み)
販売価格: 1,575 円(税込み)
中古価格: 1,000円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・松藤 民輔
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カスタマー平均評価: 4
実務家ならではの情報! 目から鱗が落ちた読者が多いのでは? 第1章は上海バブル崩壊の原因と今後について述べています。もちろん、新聞報道では伺いしれない根拠が提示されています。第2章からは今後とるべき投資法について著者独自の考え方が展開されています。日本人のみならず、投資家が失敗しやすい投資法がズラリ。なるほど、プロとはそこまで考えて投資しているのかと目から鱗でした。前著に引き続き、内容はとてもわかりやすく書かれています。投資家のみならず、現実の経済や金融の動きを勉強したい人にも格好の教科書になると思います。 どうだろうか? 一読してみたが、いま話の根拠にかける。
相場の世界だから万年売りあおりをしていればいつかはあたるだろう。
得ることの少ない本であった。 一人の男の物語としても面白い この本は明日○○を買って儲けようとか目先のノウハウではない大きな流れをつかみたいと思っている投資家に一読を薦めたい。 アナリストの予測が当たらないのは周知の事実として、氏の予測が凡百の予想屋と違うのは金一本に全力ロングのポジションを自ら取っているということだ。 当然金には強気、そしてタイトルにもあるようにアメリカバブルは崩壊寸前との見方である。 一方、現実を見ればダウは史上最高値を更新し住宅市場も立ち直りアメリカ経済はまだまだ大丈夫と報道される。 氏の予測は手前味噌のバイアスがかかっているに過ぎないのか、一歩先を透視しているのか?
前著とかぶる内容もあるが、氏の投資人生が成功ばかりでは無かった事も正直に吐露しており読み物としても面白い。 2時間で読める資産運用のポイント 元外資系証券会社セールスマンの資産運用指南書。内容は、6月世界同時株安に向かうので全ての投資を一旦素早く手仕舞い、時期を見て実物資産の金投資に切り替えることを勧める。理論的期裏付けは弱いが、実戦・体験に基づく内容がユニークだ。「分散投資」は金持ちのためのものとか、金利が上がると株価は上がるなど常識を覆す話が多い。著者が金鉱投資を行っているせいか、最後は金投資の勧めるなど我田引水の感もあるが、貯蓄信仰を改め、資産運用を考える入門書としては短時間で読める手頃な本と言えよう。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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タイ株投資完全マニュアル 企業情報編・特選41銘柄
・石田 和靖 ・阿部 俊之
【パンローリング】
発売日: 2007-04-12
参考価格: 1,890 円(税込み)
販売価格: 1,890 円(税込み)
中古価格: 1,490円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・石田 和靖 ・阿部 俊之
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カスタマー平均評価: 4.5
タイ株マニュアル 41銘柄と企業情報数はそれほど多くはありませんでしたが、各企業の情報が事細かく書かれており、これからタイ株を始める人・すでに始めている人共々とても参考になる書籍だと思います。 タイ株 タイ株についての情報が日本には
ほとんどないのではないだろうか。
その中でもこの本はタイの企業を
個別に細かく分析してくれている。
ありがたい存在だろう。 タイ株の会社四季報 タイ株を購入したくても、日本の企業の「会社四季報」のような本が無い上に、タイ語と英語が全く読めないので投資をする会社の情報がほとんど分からない状態でしたが、この本(タイ株投資完全マニュアル)のおかげで、個別の企業の内容がよく分かりました。タイの上場企業
全てが記載されているわけではありませんが、主な分野ごとの代表的な企業の内容を分かりやすく記載されているので、タイ株初心者には本当によい本だと思いました。
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[ 新書 ]
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オシムジャパンよ! 日本サッカーへの提言
・フィリップ・トルシエ
【アスキー】
発売日: 2007-05-10
参考価格: 777 円(税込み)
販売価格: 777 円(税込み)
中古価格: 640円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・フィリップ・トルシエ
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カスタマー平均評価: 4.5
4試合だけをDVDで観ただけだ(p.84)と正直すぎるほどに書いているのには笑っちゃいましたけど マンツーマンディフェンスを敷いていることに疑問を呈したところは、これだけでも740円の価値はあるな、と思いました。あと、中村憲剛選手に関して《彼が俊輔と血の繋がりがないと聞いてちっょと驚いている。顔付きから何から、他人にしてはよく似ている。右利きと左利きの違いはあるが、プレーの感じもちょっと似ている》(p.105)というのも笑いました(もっとも、俊輔や松井、いい時の小野には及ばないとも書いているのですが)。
あとセレクションに関しては《オシムはジーコが断ち切ったA代表とその下のカテゴリーの繋がりを再び統合し》《ユース代表にも五輪代表にも入らない世代の人材の発掘ーこれまでの国際舞台で脚光を浴びることのなかった国内の選手達のテストを彼はおこなったのだろう》(p.81)《2006年彼が試したのは24?25歳の選手たちー4年後のワールドカップで20歳代後半の最盛期を迎える選手たちだ》(p.83)というのは、当たり前すぎるけど良いまとめだと思います。 今年日本代表を観戦していく上で、最高の教科書 日本サッカーの表と裏を良く知るトルシエが、ヨーロッパサッカーとの対比を
交えながら語るジーコジャパンの4年間とオシムジャパンの現在、そしてこれから。
戦術論、選手選考、監督人事・・・どの話題もあのトルシエの言葉となれば
重みが違うのはもちろんだが、驚いたのはその解析と提言の明快さ。
我々サッカーファンの「代表」に対する不安と疑問に、スッキリと答えを
くれるかのよう。とにかく気持ちの良い一冊。
トルシエ監督のサッカーへの見方がわかる トルシエ監督が、ジーコ、オシムを分析し、日本の本来ある方向を探っている。
欧州の現状から、現代サッカーが個の時代に入り、ディテールの差になって
いることを書いている。その世界から日本の立ち位置が見えてくる。アジアカップ
にも向けて書いていて、旬の本である。
それにしても、いい視点をトルシエ監督は持っていて嬉しくなる。
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